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令和5年8月度 看護勉強会

みなさま「酸素」と聞いてどのようなイメージをお持ちですか?

 

「空気中にあるもの」「生きるために必要なもの」「美容にいい」なんてイメージをお持ちでしょうか?  

 

今月の看護課勉強会のテーマは「在宅酸素濃縮機について」皆で情報共有を行いました。  

 

在宅酸素濃縮機とは、空気中の酸素では生命に必要な酸素を維持できない方のために、酸素を濃縮して投与する治療法です。現在在宅での使用者は約17万人(「ガスメディキーナ2019」より)いると言われています。空気中の酸素は約21%で80%近くが窒素です。その酸素を90%以上に濃縮するための機械が在宅酸素濃縮機です。空気中の酸素に比べ、かなり濃い酸素を作っていることになります。

 

ここで皆様、小学校の理科の授業で「酸素は燃えやすい性質を持っている」と習ったことを覚えていますでしょうか?

 

酸素は非常に燃えやすい性質を持っておりますので、この酸素濃縮機の近くでタバコを吸ったり、料理をしたらどのようになると想像できますか?引火してとても危険だということが想像できると思います。

 

我々訪問看護師はこの特性を理解し、利用者様やご家族様に使用上の注意点や機器の必要性などをお話しできなくてはなりません。また、在宅酸素療法を行うためには酸素濃縮機以外にも液体酸素という方法があります。それぞれに長所短所がありその特性を理解していなくては在宅酸素利用者の方の看護はできません。  

 

今回それぞれの特性や使用方法を改めて周知するということを行いました。  

 

昨今医療機器は目覚ましい進化を遂げています。機械に置いて行かれぬよう日々勉強していくことはもちろんですが、機械を見るのではなく「機械を使用している方々を看れる」ように看護課一同知識の底上げを行ってまいりたいと思っております。

 

そして利用者様とご家族様が安心して過ごせるよう今後も訪問を行っていきたいと思っております。

 

 

<報告:看護師T・T>

2023年8月17日