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令和4年10月度 リハ勉強会

訪問中に利用者様が痙攣発作発症!意識レベルダウン!そんな経験をされたことはありますか?

 

今月の勉強会は、「リハビリ中に痙攣発作やてんかん発作を起こした時にはどうする?療法士や介護者はどう対応する?」について、資料の読み合わせと意見交換を行いました。

 

急性期の病院に勤めていた時は、術後の痙攣、症候性てんかん発作や低血糖発作で意識レベルが低下してしまう患者さんに対応することもありましたが、リハ室内には沢山のスタッフもいて、病棟に連絡すれば医師も看護師もすぐに駆け付けてくれます。訪問ではそうはいきません。長時間持続する痙攣や痙攣を繰り返す重積状態では緊急性を有します。様子を見ていて良い場合の発作もあります。

 

まずは発作の重症度を理解する必要があります。観察するべきポイントとして①バイタルサイン(特に呼吸状態)、②前駆症状(嘔吐、悪心、幻覚など)、③発作の状況(持続時間、意識レベル、痙攣部位、眼球位置、失禁など)、④発作後の状況(意識レベル、麻痺、健忘、頭痛など)があります。必要に応じ、速やかに医師に連絡を取り、対応を依頼します。

 

やってはいけない事は①舌を噛まないようにタオルなどを口に入れる、②「大丈夫ですか?!」と激しく身体を揺する、などです。

 

まず心がけるのは「落ち着く事」「安全確保」「気道確保」「嘔吐物の誤嚥を防ぐために顔を横に向ける」、それから上記の①〜④をしっかり確認。とても勉強になりました。

 

こらからも、利用者様ご家族と担当スタッフ間で対応方法を共有し、安心安全の訪問を実施していきたいと思います。

 

 

<報告:作業療法士M・Y>

2022年10月20日