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令和5年6月度 リハ勉強会

前回に引き続き「訪問看護アセスメント・ハンドブック(中央法規出版)」を利用してのフィジカルアセスメントの勉強会を実施しました。

今回は「排便」の項目のQ4~Q7までを進めました。

 

内容としては便秘の種類、およびそれを判断するために必要な確認事項、実際の利用者様の状態についての共有をすることができました。

例えば、食事量・食物繊維摂取量・水分摂取量が低下していると機能性便秘となる可能性がありますし、運動量が低下していると習慣性便秘となる可能性があります。

 

また、リラックスして排便できる環境になければ便意が抑制されることによる習慣性便秘を呈する可能性もありますし、内服薬(抗コリン薬・抗パーキンソン薬・向精神薬・麻薬・……)の副作用でも便秘を呈することがあります。

病院勤務であれば、患者様の排便状況の管理やコントロールはほとんど病棟職員の方(医師・看護師・介護士・……)が行ってくれますが、在宅の利用者様に関しては、職種に関わらず訪問者が関わる必要があり、リハ職も例外ではありません。

 

当ステーションが使用している生活記録用紙(バイタルチェック表)には最終排便日や便性についての項目があり、排便についてのアセスメントを失念しないように工夫されています。

引き続きフィジカルアセスメントの理解を深めてまいります。

 

<報告:理学療法士K・E>

2023年6月15日