令和5年3月度 リハ勉強会
3月も2月に引き続き「食事」に関しての勉強会を行いました。
今までの内容は口や喉の機能に関する部分が主でしたが、今回はそれ以外の要因である、
「食欲はあるか?」
「食物を口まで運べるか?」
「食事環境の準備は整っているか?」
について、実際のケースを検討しつつ確認していきました。
食欲が低下している場合、運動不足や心因性、嗜好に合わないだけでなく、加齢や薬の副作用、口の中の乾燥等による味覚障害が隠れている事があります。
食物を口まで運べない時は、箸やスプーンを操作する手や腕の機能だけでなく、姿勢が崩れていて手が使いにくい等、体幹に問題があることもあります。
また、食事を楽しめるか、食べたいものを買いに行けるか等、環境も重要になります。
今までの勉強会の分も含めて、食事には様々な要素があることを改めて確認できました。
食事に関しては、嚥下障害を主に扱う言語聴覚士だけでなく、作業療法士や理学療法士もそれぞれの専門性を活かしてアプローチし、チームで対応していく事が重要であることを改めて理解できました。
今後も利用者の皆様に安心と希望をお届けできるよう精進していきます。
<報告:作業療法士O・N>
2023年3月16日