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令和5年4月度 リハ勉強会

先月に引き続き「訪問看護アセスメント・ハンドブック(中央法規出版)」より「排泄したい」のアセスメントを勉強しました。

 

排便の量や回数には個人差がありますが、臨床的には「3日以上便が出ない場合」を便秘と定義するそうです。また、たとえ毎日排便があったとしても少量で残便感などの不快症状があれば、便秘と判断されます。

 

便秘は、①器質性便秘(イレウスや大腸癌、ポリープなど腸そのものの病変による通過障害で起こる便秘)、②機能性便秘(食事・食物繊維・水分の摂取量に起因する消化器官の機能低下で起こる便秘)、③習慣性便秘(運動不足・内服薬の副作用などにより消化器官の働きが乱れて起こる便秘)に分類されます。

 

実際の訪問現場でのアセスメントで大切な事は上記の分類ではなく、アセスメント結果を看護につなげることです。

 

リハビリ職でも排便の有無、腸の蠕動音、便秘であれば嘔気や嘔吐がないか、腹痛がないかなど、イレウスや腸閉塞のリスク状態を確認できるようにする事が、利用者様の健康管理にとても重要だという事を学びました。

 

 

<報告:作業療法士M・Y>

2023年4月20日