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「透析患者リハビリテーション研修」に参加して(雑感)

理学療法士の煎りゴマです。

 

先月のことになりますが、透析患者様のリハビリテーションについての研修会に参加してきました。

 

特に印象に残ったことは、人工透析中にしばしば起こる透析関連低血圧(intra-dialytic hypotension:IDH)とその原因、透析関連低血圧が透析患者様の予後不良因子であること、透析関連低血圧はその方の骨格筋量の増加(簡単に言えば理学療法の実施)により出現抑制を期待できること、でした。

 

人工透析を利用している方は、一週間の半分近くの日を人工透析に費やさなければならず、どうしても活動量が低下してしまいます。

 

そのような方々の活動量の維持向上を促し、全身筋力や骨格筋量の維持向上により生命予後改善を図り、ADLやQOLの改善につなげることが、我々在宅分野を担当する理学療法士(あるいは作業療法士・言語聴覚士)に求められていることなのではないかと考えました。

 

私が現在担当している利用者様の中にも、他の様々な要因はありますが、人工透析を長年されているにも関わらず、介入継続により明らかな機能やADLの向上を図ることができている方がいらっしゃいます。

 

今後、人工透析を利用される方はますます増えていくと考えられるため、理学療法士を始め、リハビリテーション専門職が透析患者様に関わっていくことが増えることが予想されます。

 

これからも人工透析だけでなく、幅広い知識を備えて実務に活かすために研鑽を重ねていきたいと思います。

 

<煎りゴマ>

 

 

 

2020年2月20日